45.誰がために働く?② | 携帯男

45.誰がために働く?②

ゆりこ(只野)→まーちゃん(945pt) 「その意地悪な親戚のひとがね、誰もいないところでゆりこのこと、厄介ものだっていったくせに、他の人がいる前では、早く元気な笑顔で戻ってちょうだいね、とか言ってくるのそんな嘘の関係に耐えられない、死んじゃいたいくらい…」


悲劇のゆりこ実演中。


まーちゃん(910pt)→ゆりこ(只野) 「ゆりこのうち、お金持ちなのにね、生活に困らないのに人間関係で悩んでいる人も少なくないのかな?うちは貧しかったけど不思議にみんな仲よかったんだよ」


まーちゃん(840pt)→ゆりこ(只野) 「こどもの頃ね、どうして親父って稼ぎわるいのに、3人も子供つくったのかなって反感もってたことあったの」


まーちゃん(770pt)→ゆりこ(只野) 「でもね、この歳になって自分で働きに出て、妹んちの幼さい子供ひざのうえにのっけてると、やっぱりかわいいなぁって思って…仕事苦しいのに子供つくるんじゃなくって、かわいい子供のために苦しい仕事もがんばってたんじゃないかなって思うようになったの」


まーちゃん(700pt)→ゆりこ(只野) 「親父はいつも遅くまで働いて帰って、ひとりで食事はじめるんだけど、子どもなんでいくらでも食べたいでしょ?それで食事してる親父のひざのうえに上がっていくんだけど、おかずとかいつも、親父はわざと残してくれてるの…


まーちゃんからのメールの中には、たまに田舎臭くて切なくなるものもあった。
同じ田舎しか知らない娘にでも、宛てて書いてるつもりなんだ。


サクラじゃないよね?とか聞いてくるのは、だいたい都市部のお客さん。
派手に騙されているのは、田舎の人が多かった。


こんな仕事があるとか、存在自体からウソな人格なんて、田舎人の発想からは浮ばないだろう。このわたしが、そうだったように…


いつか会えると思っている人につくしている。


まーちゃん(665pt)→ゆりこ(只野) 「ゆりこみてると、水槽の魚みたいね。お金は生活の頼りにはなるけど、必ずしも生きる頼りになるもんじゃないってことかな?」


でも、騙してしまう。これが仕事だから。


ゆとりのない人たちからでも。


この頃のわたしには、生きる頼りよりも、まず生活の頼りが必要だった。